バイアス、ノイズ、そして(やっぱり)ルール?
カーネマン教授の最新刊『ノイズ』をやっと読んだ(日経の書評に先を越された)。バイアスは偏り、ノイズはばらつき。詳細は本書に任せるが、驚いたのは「最近はなんでもバイアスで説明しようとする」と、バイアス研究の第一人者が言って […]
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2022年 清水ゼミOB・OG会 開催報告
清水ゼミの土屋(M44)です。来年度は5名が清水ゼミでお世話になることになりました。皆様どうぞ宜しくお願い致します。 3月14日、OB・OG会が開催されましたのでご報告させて頂きます。昨年に続き本年もオンラインでの開 […]
リアクション力:「転ばぬ先の杖」問題(3)
大震災の時によく使われたのは「想定外」と言うフレーズ。コロナも、ロシアのウクライナ侵攻もそうだろう。だから備えろ、という人が多い。 「想定していないことに備えられるわけはない」そう喝破したのは、南極基地を率いた西堀栄三郎 […]
アドバイスは役に立たない?「転ばぬ先の杖」問題(2)
転ばぬ先の杖問題のもう1つは、「(目上の人の)忠告に耳を傾けろ」と言う指摘。理屈としては全くその通りと思うが、こうした忠告、アドバイスはまず役に立たない。失敗してから、そういえば、なんてことは多くの人が経験しているはずだ […]
「転ばぬ先の杖」問題(1): When proactive does not work
プロアクティブ、つまり先手を取ることはリアクティブ、何かが起こってから反応するよりもいいとされている。Control your destinyも同じ。リスクはあるが、例えばNetflixがDVDがあるうちにオンラインに軸 […]
多様性という幻想?: What do you mean by diversity?
幻想シリーズ(?)の終わりとして、多様性を取り上げる。2月3日の日経夕刊の桜木紫乃氏のコラムに、「多様性という言葉に戸惑った。聞けば聞くほど『個性』でいいのでは」というつぶやきがあったからだ。彼女はこう続ける。 ひとつに […]
幼稚園国家、日本:Do we live in a kindergarten?
ステレオタイプの日本論は嫌いだと言っておいて、日本論を書きたい。2/10は関東を中心に大雪が予想されテレビなどでは「大雪に備えてください」ニュースが氾濫していた。 ただ、ピントがずれているばかりか、度が過ぎていないか?寒 […]
「女性ならでは」という幻想?: Do we really understand what we mean?
前回はZ世代について、その本質を理解せずに流行り言葉として使っているのではないかという問題提起をした。考えてみれば「女性ならでは」というのもそうではないだろうか? ダイバーシティの波の中、女性の管理職比率を高めることが1 […]
Z世代という幻想?: Why we cannot understand Generation Z?
1990年後半から2000年代生まれの人たちを指すZ世代という言葉を最近よく聞く。日経MJの元旦版には「ミレニアム世代」との違いが大々的に取り上げられていた。いわく、等身大であることが大切、給料よりも自分の時間、友人少な […]
「欲ばり」問題:Are you greedy enough?
昨年末広島県が出した「女性の欲ばりハンドブック」が炎上した。舌切り雀の時代からの教えがここでも生きている。もちろん欲ばりへの非難は日本だけのことではなく、映画「Wall Street」ではマイケル・ダグラスが演じる悪役G […]