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AOMシアトルから(1):2年ぶりのアメリカ

AOM(Academy of Management)が対面で開かれるのは2年ぶりのこと。PCRが陽性になったら帰国便に乗れないというリスクはあったが、グローバルを標榜する以上それは言い訳にならないだろうと半ばドキドキしながらやってきた。

コロナ前AOMの参加者は1.3万人、今回Zoom参加2千人を入れて1.1万人という。少なめに見ても世界中から7~8千人は来ていることになる。特に中国系の参加者が思ったほど多かった。アメリカ在住者が多そうだ。日本のニュースを聞いていると、アメリカと中国は犬猿の仲だが、これが現実である。そして、また差はついていくのだろう。

快晴の涼しいシアトルも街はモールやデパートが閉店していたり(Macy’sがユニクロになるらしい)マックが人手不足で持ち帰りだけになっていたり。ホールフーズに行くと、日本の物価はなんて安いんだろうとまた驚く。だから日本にいるのが一番?

日本は良い国である。だから、細かいミスや不祥事、浮気がことさらニュースになる。政治家も全体のパイを広げるのではなく、目先の小さな幸せを大切にしましょう的な話が好きで、またそれがウケる。皆が競うようにして壁を作り、守る。知らないうちに内向きの減点主義が主流になるなかで、次の世代は本当にどうなるのだろう?「やっぱり、うちが一番落ち着く」のは旅行から帰ってきたからなのに。

一昨日受けたPCR($203)は陰性。明日無事に帰る予定です。AOMの内容はまた次回。