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  • 後づけの蔓延:Garbage can model everywhere

    今から50年以上も前、行動経済学のメッカであるカーネギーメロン大学で組織の意思決定に関してgarbage can model (ゴミ箱モデル)が提唱された。超単純に言うと、問題があって解決策を考えるのが普通(合理的)だが […]

  • ルールをなくす努力:製造業不正の本質(3)

    軽い気持ちでも一旦ルールを作ってしまうと、それだけで社員は萎縮する。命令も同じで、言ったほうは忘れているのに、言われたほうが一生懸命守っていたりする。ルールを破ることはエネルギーが要る。頭のいい人ほどルールに固執するのは […]

  • スキー場から見える世界2024: A quick break

    ちょっと暗い話が続いたので、一休み。スキー場(正確にはリフトの上)で聞いた「世界」の話である。暇だからということに尽きるが、一生懸命話しかけて得た今シーズンの収穫(?)をいくつか。 イギリス人のインストラクター「先週はア […]

  • 縛るな、誇りだ!:製造業不正の本質(2)

    以前「管理職」は誤訳だというコラムを書いたが、その思いは変わらないどころかますます強くなっている。「人を育てることが上司の仕事」であるのに、実際にやっているのはチェック=管理に過ぎないことが多いからである。その管理も自ら […]

  • 問題を裏返しても答えにならない:製造業不正の本質(1)

    「産業界は品質不正問題に揺れた」「損失は一兆円」。ダイハツなどルール違反が連発する最近の見出しではない。2017年を振り返った日経新聞の記事である。当時も「過剰なノルマ」「ガバナンス問題」「たこつぼ化」などなどが叫ばれて […]

  • 「区切り」と「きっかけ」: Break-point vs. Trigger

    個人としても組織としても、プライベートでも仕事でも、「区切り」を大切と思う人は多い。新年というのがそもそもそうで、あるいは学校の入学、卒業も、気持ちがリセットされる。企業で言えば社長交代というのはそうだし、新規事業の「3 […]

  • 損保ジャパンは「問題」か?

    ビッグモーターも伊藤忠が再建に乗り出すといわれ、損保ジャパンも桜田CEOの完全退任が決まり、昨年夏から続いた一連の問題はほぼ終息しそうである。ただ、ちょっと待て。なぜここまで損保ジャパンがマスコミや金融庁から叩かれるのか […]

  • 「頭がいい人」って誰? Why do we refer to “smartness” so badly?

    最近の本や番組のタイトルを見ると「頭がいい人」みたいなタイトルがやたら目立つ。「頭がいい」というのは、とても曖昧で、学歴、知識量、有名企業(GSとかマッキンゼーとか)、あるいは起業家とか。これが揃うとまたいいらしいが、総 […]

  • ただいま、日吉

    みなさま、あけましておめでとうございます!M45の山川結貴です。 12月に、IP留学先のフランスから帰国し、約半年ぶりに清水ゼミのみなさんと対面でお会いしました。そして、先週1月12日に修士論文の発表を終えました!写真の […]

  • ルールを守ることは正しいことだが…(続)

    陳腐化したルールは変えればよいわけだが、時間もエネルギーもかかる。手段の目的化は何度も触れた。「もし何かあったらどうするんだ」という保身、既得権益みえみえの反対が必ず出る。さらに言えば(ダイアナ妃を死に至らしめたパパラッ […]