-

不正問題議論の不毛:2024年4月始まる(最後)
前回で終わりにしようと思ったのだが、新聞(4/5日経朝刊)の記事が気にかかりもう1回。問題自体は「品質不正が相次いでいる」という深刻なものだ。 「声を上げたら左遷、恐怖人事に委縮」、だから「風土改善を」という指摘に卒倒し […]
BLOG
-

「夢を持て」という勘違い:2024年4月始まる(続)
4月1日の日経新聞の1面は「夢」という言葉であふれていた。5面には「夢は成長の原動力」と在り、2面の社説は「新入社員の意欲と挑戦引き出す企業に」とある。なんか変な気がして考えた。 自分の行状を棚に上げて言うのだが、こうし […]
-

2024年4月始まる:New fiscal year starts!
都心では桜とともに4月が始まった。人によって何も変わらないかもしれないが、区切りはきっかけとして大切なので新年と同じように振り返って自分をリセットすることは悪くない。 1年前のブログでは「DXという言葉を使うのをやめよう […]
-

南京大学EMBA生を迎えて:Welcome Nanjng University EMBAs
3/14,15と南京大学のEMBA生、平均年齢約39歳の約40人がやってきた。1月に急に依頼があってドタバタしたが、企業訪問とケースディスカッションでとても喜んでいただけたようだ。慶應の写真もいっぱい撮っていた(それで2 […]
-

M45期生卒業
M45のりやおしゃんです。 これがM45として最後のブログになるかもしれませんが、 3人の順番で私が担当することになり、非常に光栄です笑 今年も例年通りに、最後の2つのゼミ活動、清水先生のご自宅での食事会、そして清水ゼミ […]
-

後づけの蔓延:Garbage can model everywhere
今から50年以上も前、行動経済学のメッカであるカーネギーメロン大学で組織の意思決定に関してgarbage can model (ゴミ箱モデル)が提唱された。超単純に言うと、問題があって解決策を考えるのが普通(合理的)だが […]
-

ルールをなくす努力:製造業不正の本質(3)
軽い気持ちでも一旦ルールを作ってしまうと、それだけで社員は萎縮する。命令も同じで、言ったほうは忘れているのに、言われたほうが一生懸命守っていたりする。ルールを破ることはエネルギーが要る。頭のいい人ほどルールに固執するのは […]
-

スキー場から見える世界2024: A quick break
ちょっと暗い話が続いたので、一休み。スキー場(正確にはリフトの上)で聞いた「世界」の話である。暇だからということに尽きるが、一生懸命話しかけて得た今シーズンの収穫(?)をいくつか。 イギリス人のインストラクター「先週はア […]
-

縛るな、誇りだ!:製造業不正の本質(2)
以前「管理職」は誤訳だというコラムを書いたが、その思いは変わらないどころかますます強くなっている。「人を育てることが上司の仕事」であるのに、実際にやっているのはチェック=管理に過ぎないことが多いからである。その管理も自ら […]
-

問題を裏返しても答えにならない:製造業不正の本質(1)
「産業界は品質不正問題に揺れた」「損失は一兆円」。ダイハツなどルール違反が連発する最近の見出しではない。2017年を振り返った日経新聞の記事である。当時も「過剰なノルマ」「ガバナンス問題」「たこつぼ化」などなどが叫ばれて […]