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日本のMBAと海外のMBAの違い

M41坂上です。

私は日本にあるMBAの一つである慶應ビジネススクールから、短期交換留学の制度を使って、欧米のMBAの一つ、IE business school(スペイン、マドリード)のIMBAに4カ月間参加しておりました。

今回は、私が見聞きした日本とヨーロッパのMBAの相違点・類似点をお伝えし、メリット・デメリットを踏まえたうえでMBA受験前の自分自身にメッセージを送りたいと思います。

日本のMBAとアメリカやEUのMBAのどちらに行こうか悩まれている方や、交換留学に行こうか悩んでいる在学生におすすめのブログと思っており、皆さんの一助となれば幸いです。

ちなみに、私は慶応で専門科目を受講した後に、IEで専門科目を正規MBA学生と一緒に受講しました。IEはForbesの2019 1 year international MBA rankingで世界6位にランクされている学校です。

 

相違点

学費・費用

皆さんご存知だと思いますが、その額の違いを聞くと改めて驚きます。
1年間の授業料は、慶應MBA(経営管理研究科)は215万円、IEは72,200€(約860万円)です。(2020年1月11日時点)

生徒数

慶應は1年に100人です。
一方、IEのIMBAコースでは半年に一度ずつ300人が入学します。1年で600人です。
300人いると、全員と会話することはほぼ不可能です。100人だと全員と話せますし、顔と名前は一致します。

専門科目の数

慶應に80~90科目に対し、IEは120科目です。
IEではSPORT IN THE MANAGEMENT CONTEXTなど少し特殊な授業も選択可能でした。

学生支援の催し

IEではプログラム参加前に、入学前の正規学生と一緒に1カ月スペイン語の講座を無料で受講できました。慶應で短期MBA留学生に向けて日本語を教える取り組みはやっていないと思います。交換留学生も正規学生と同様のプログラムに参加できるという点もまた驚きでした。

 

類似点

授業内容

IEで受講した授業の中で、シラバスに書かれている授業内容が、私が日本ですでに学んだものと同じ可能性があるコマが数コマありました。やはりその数コマで学んだ内容は、日本で学んだ内容とほとんど同じでした。

MBAで学ぶ基本的な内容は日本でも世界でも同じであると聞いたことはあったのですが、それを身をもって体感しました。

 

MBA受験前の自分にメッセージ

「学校には一長一短がある」

当たり前のことですが、世界に同じ学校は一つとして存在しません。どの学校もそれぞれ特徴があり良いところがあります。人数や科目数の多さも、一概に多いからいいというものではありません。良し悪しは、自分とどれだけフィットしているかで決まると思います。

一般にMBAに入る理由は「職種」「勤務地」「職位」の3つのうちどれかを変更したいからだと言われています。「勤務地」を海外に移したい、卒業後はすぐに海外で働きたいと思われている方は、言うまでもなく海外のMBAに行った方がよいと思います。

一方で、「職種」や「職位」を変更したいと考えていらっしゃる方には、国内MBAも検討の余地があると思います。交換留学制度を使い、欧米のMBAで学ぶ機会もあります。経営を学ぶという意味では、母国語で学ぶメリットは大きいです。交換留学を通して改めて感じました。

「百聞は一見に如かず」

海外と国内MBAで悩まれている方は、ぜひKBSまで見学にお越しください。
慶應MBAは交換留学先も充実しています。留学協定校はこちら (2019年1月11日時点)
交換留学を悩まれている在校生は、ぜひ我々にお声掛けください。

最後に、このような貴重な機会を与えてくださった、慶應ビジネススクール、ゼミ・同期の皆様に感謝します。ありがとうございました。

<参考>現ゼミ生やゼミの先輩方が書いた短期留学の体験記

2019年 IE business school
一括り ~先入観と統計~
スペイン・大阪で見つけた共通点 ~akippa、トリドール、電動キックボード~
IE Business School 交換留学(M41坂上)

2018年 ハワイ大学
ハワイ大学 滞在日記 (M40角井)

2016年 Kellogg School of Management at Northwestern University
Kelloggへの交換留学

2015年
アラサー女のMBA日記 ESADE
Buenas tardes! IE Business School
From Windy City with Love the University of Chicago Booth School of Business

投資家の前でプレゼンする柿澤君
授業StoryTellingの教授とそのメンバーと
学校が協賛しているピッチイベントに参加しました