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大学駅伝とチェスとキャリアの共通点

遅ればせながらあけましておめでとうございます。(ホリエモンも手術をしたとTVでおへそ見せてました…)。

修論発表も無事終わり、2年生達はずいぶんリラックスムードです。それで思い出したのが、恒例の箱根駅伝で青学の3区を走った主将の鈴木君。「そんなこと言うと、来年また練習がきつくなっちゃうよ」なんて後輩におどけながら、優勝が決まるはるか前に実に晴れ晴れとしていたのを見てショック(?)を受けました。「今年は独裁的」な原監督の下で、やった感半端ないなあと。この笑顔はどこから生まれるのかと。

「最も大切なのは中間目標をどこに置くか」。初滑りに行く途中のバスで読んだロシアのチェス名人の言葉です。何か腹に落ちた気がしました。「優勝」「日本一」と言うのは簡単ですが、特にチームプレーで自分が何をどうすれば目標を達成できるのかはとても曖昧です。競争相手も同じような目標を立てているとすると、どこで差がつくのか?それは、自分が確実に目標に向かって成長していることがわかる「中間目標」をうまく設定できるかどうかなのでしょう。

駅伝のようにタイムがない人生では、卒業、就職、あるいは昇進といった「他人の評価」が目標になりがちです。「個性」なんていう言葉を使いながら、他人、他社と比較していないでしょうか?「多様性が他社より低い!」なんて。それで、本当に晴れ晴れと笑うことができるでしょうか?

Control your destiny, or someone will. ジャック・ウェルチに限らず(原美穂さんはもちろん)、お母さんの教えって大事だなと思う2020年1月です。