7月に参議院選挙がある。争点としてはコメ問題に代表される物価高。消費税減税を公約として掲げる党もある。一方、5月26日日経朝刊によると回答者の過半数が消費税維持を求めている。
国民はバカじゃない(失礼!)、というのが率直な感想。税金は安いほうがいいに決まっている。しかし、だからと言って減税、ばらまきばかりしていたらツケを子供たちに押し付けるだけで、国の将来は真っ暗であるということがわかっている。財源は赤字国債、なんて言う同じ口が「エサ」発言をするのは、根本的に国民をなめているからだ。
バラマキ政策ばかりになるの「せっかく我慢するなら、納得して我慢したい」という希望にこたえられる政治のメッセージがないからではないかと思う。迫力とか情熱とかと言ってもいい。小泉さんにはそれが少しだけ見えた気がする。
少し前にはやった「ふてほど」や韓国ドラマ「財閥家の末息子」では、いずれも「過去の良き時代」がでてくる。お菓子や飲料などでもヒット作に行き詰ったとき「復刻版」「リメイク」は定石である。政治の世界でも司馬遼太郎氏が愛してやまない「明治時代」の冷徹なリアリズムに戻らないものだろうか?せめて少し前のなでしこ時代?
「自分の人生を懸ける覚悟がなければ、日本代表として日の丸を付けてピッチに立つ資格はない」(宇津木妙子さん、井村雅代さんとともに尊敬する)宮間あやさんの言葉である。