「THE GOOD, THE BAD, AND THE UGLY」はクリント・イーストウッドの初期の映画だが、topクラスの学術論文のタイトルにもしばしば使われる。今回はそれを真似してみた。
イノベーションに関して「ペインポイント」という言葉がまことしやかに使われる。確かに、問題を解決するところにビジネスの意義がある。見事に解決すれば the best ということになるだろう。ただ、明らかなペインに関しては、何らかの対応がとられているか大きな障害があるかのどちらかであることが多い。
以前佐藤ナオキ氏がイノベーションの代表例として絶賛していたのは、これまで中軸を取り出してトイレットペーパーにさして戻していたものがひっかけるだけでよくなったこと。確かに言われてみれば素晴らしい。5秒の節約も積もれば大変なものだ。
「the best is the enemy of the good」(完全を求めるとかえって失敗する)とよく言われるが、実はイノベーションは逆ではないかと思われる。goodだから大丈夫と思い、見過ごしていないだろうか?そんなに潜在ニーズはないと思っていないだろうか?
新年度を迎えて、過去のブログでは「働くな」「DXという言葉を使うな」などと勝手なことばかり言っているが、今年はpainではなくgoodを見直そう、と言ってみたい。え、弱みを直すのではなく強みを伸ばすのは戦略の原点だって?確かに。
今年もまた新たな学生たちと頑張りたいと思います。