BLOG

2025年のトレンド!?

変化を読むとかトレンドを先取りするのがすごいと言われる。ただよくよく考えてみるとこうした話は単に変曲点の事を言っているに過ぎず、その後どうなったか、振り返られていることは少ない。

日経の毎年1月3日の今年の株価予想、為替予想はその代表だろう(振り返りは私が日経に望むことの2番目。1番は無駄な証券欄を全廃すること)。タピオカが流行ると予想した人はすごいが、それがどれだけ続くかを予想した人を私は寡聞にも知らない。EVもEDIも単純ではない。

似たことはゆとり教育にも言える。そう考えると、いつの間にか元に戻ることは多くないだろうか。もちろん間違いは正さなくてはならない。ただ、「間違い」とは、そもそもダメなのか、時機を逸したのか、それともコミットメントが足りないのか?そういえば、成果主義も一時期はやった。

そこでまた前の話に戻る。変えられないのも維持できないのも「肉を切らせて骨を断つ」事ができないからだ。変化を叫びながら、一方で100人か1000人に1つの問題を「同等」に取り扱う一部報道とそうした苦情に弱い政治と経営が変化の習慣化を阻む岩盤になっているというのは言いすぎだろうか?

「前のほうがよかった」言われるかもしれない立場からすれば、変えないほうが楽である。それが失われた何十年を作ってきたのだろう。悪者を作りたい勢力と、悪者になりたくないリーダーは、実は同床異夢だと思われる。アクションをして結果が悪いと責められるが、何もしないで悪くなるのは言い訳がいろいろできる。

2025年は変化の年というだけでなく、変化が持続する年になればいいと思う。

(1/3訂正とお詫び)2024年は12月26日に今年の株価に関しては簡単なレビューが有りました。また株価・為替予想は1月1日でした。主旨は変わりませんが、訂正並びにお詫びを申し上げます。