最近保険証がマイナンバーカードに統一されることに伴い、色々なニュースを見聞きする。そして、その大半が問題を指摘する記事である。高齢者が不安とか、わからないとか、間違うとか。
たしかにそうしたことはあるだろう。だだ、どう考えても少数の事例を取り上げて大騒ぎしている感が否めない。個人的にはどう考えてもマイナンバーカードに統一したほうがいい。病院間で患者の情報、薬の情報が共有できるし、なにしろ偽造の確率が激減する。紙だったり、カードだったりする保険証はチップもなければ本人認証の仕組みがないことを、(この詐欺時代に)なぜもっとマスコミは言わないのか不思議で仕方がない。
問題を指摘することは重要だが、「それだけ」が正義なんだろうか?「ほめて育てる」「挑戦できる社会を」「失敗を恐れるな」というのは建前に過ぎないんだろうか?まさか、最初からすべてうまくいく施策があると思ってはいないだろうけど。
戦略とは優先順位付け、「肉を切らせて骨を断つ」ことである。本当に「日本を良くしよう」というのであれば、そうした原点にもどって、原理原則と枝葉末節(あるいは手段の目的化)を分けることから始めたらと、そんな記事を見て思う。