1月3日の日経新聞には「日本の企業では失敗した社員が左遷されると聞いた。そんな会社で新しいことができるのか?」という米大手トップのコメントがあった。意思決定のスピードの遅さもよく指摘される。
「失敗しないように慎重に」のはずが、かえってチャンスを逃した、後手に回ったという状況は多い。ムダな仕事も増える。がっつり失敗して左遷になったら、堂々と別の会社にその経験をもって移ることのできる時代なのに、私も含めおじさん連中は空振りが怖くてバットが振れない。そして、見逃し三振。面白いことにやらなくての失敗は目立たない。だから誰も反省しない。
まずやってみる。失敗したらやめる、変える。目立つ。安全地帯にいる人たちからは非難ごうごう。そんなもんである。小さく嫌われることを恐れて、大きな犠牲を払ってないだろうか?
やってみなければわからない。虎穴に入らずんば、なんて昔の人も言っている。丑年になっちゃったけど。