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嫌われてこそリーダー

このところ菅たたきが激しい。会食問題、自信なさげなしゃぺり(大晦日に嵐のメンバーと比べるまでもなく)以外に、コロナ対策が後手に回っている…というのがその主な理由のようだ。ただ、Go to をさっさとやめ、緊急宣言を出しても似たようなことは言われたのではないかと思う(箱根駅伝をみれば一目瞭然)。

政治も経営も、世論(この意味も非常にあいまいだが)やアナリストの言うとおりにしているのならリーダーはいらない。長期的施策は、多くの場合短期的な犠牲を強いる。不満もたまる。だから、リーダーは反対される、嫌われるのを承知で動かなければならないことが多い。「みんなを巻き込む」的な平時のリーダー論の陰で、大切なことが忘れられているのではと思った。

だから、冷や汗をかきながら会見をしているのは悪くない。惜しむらくは「なぜこうしているのか」という信念とプロセスが今一つ透明でない点。空気を読むことも大切だが、空気を作ってほしいと思うのだ。

元旦に目黒川で一羽鴨が逆走(?)していました。本年もよろしくお願いいたします。