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Howの復権(後): Do not underestimate “how”

少し前に手段の目的化を憂うブログを書いた。howを重視することはそうならないか?

答えは当然Yes。しかし、より正確に言えば手段を目的としてしまうので間違ったhowを使うことになるといった方がいい。一世を風靡した成果主義はよい(悪い?)例である。そもそもモチベーション、ひいては企業の競争力アップのための施策であった成果主義は、いつの間にか目的になり、その実施のために「やり易い所だけやる」「上司と部下の面談は大変だからやらない」などと意味不明なhowに走る企業が多かったのはご承知の通りである。結果として、成果主義(と言われる全く別の人事施策)は多くの企業で悪役になった。

前回の話に戻れば、whatがあるから whyが実感できる。whyがあるからwhatにコミットできる。そして、そのwhat とwhyを繋ぐものがhowである。この3つは本来切り離せないものだが、なぜかhowは過小評価されているように思われる。

「素人発想、玄人実装」という金出先生の言葉をもう一度かみしめてみたい。アイデアは大切だが、実装して初めて意味がある。インベンションとイノベーションの違いにも通じる話と思う。

昨夜ワルシャワから帰国しました。東京ってこんなに蒸し暑かったけ?と時差ボケの体が言ってます。