ニセコの地価が高騰してスキー場周辺に高級ホテル・コンドミニアムがバンバン建っているのは有名な話。そろそろピークかと思うのだが、相変わらず不動産投資、売り物件の看板を目にするし、建設中のホテルもある(ちなみに、富良野ではクリスティーズの看板が目立つ)。名前も「雪ニセコ」「木ニセコ」なんていうのは可愛い方で、「Suiboku」なんてのができてちょっと驚く。
多くのオーナーはアジアを中心とした海外資本だと聞く。スキー場もビレッジはマレーシア、ハナゾノは香港資本である。ビレッジにゴンドラが2基新設されるときは地元でも話題になったが、実際は「ほぼ平行移動」でがっかりしたそうである。ヒルトンに泊まり、初めて雪を見るアジアのお金持ちは「ゴンドラに乗った」写真が取れればいいらしい。
海外からは客、資本だけでなくホテル従業員、インストラクターも呼び込む(どういうビザになっているかは?)。リフトで話したスキーインストラクターらは「去年は14人で住んだが、トイレが2つしかなかった」「今年は4人でいいが、冷蔵庫がめっちゃ小さい」「21人で住んでるけどキッチンが1つしかない」なんてこぼしていた。ただ、給料は円建てであっても本国で稼ぐよりはいいらしく、「ジャパウダー」本家ニセコで滑ることができるので満足度は高そうである。
今年の1日券は12,000円(ちなみに、ルスツは16,200円ーネットで買うとちょっと安い)。毎年上がっている。スキーレッスンも高騰、外人のプライベート(子守みたいなのも含め)は2時間4万くらいらしいがあちこちにいるし、食事のニセコ価格は一昨年と同じ。
「給料が上がった」と喜んでいても、実は搾取されている人もいそうである。一体誰のお金がどう流れ、誰が一番儲かっているのだろう?カネオくんで特集してほしいなあ。
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