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2025 Academy of Management @ Copenhagen

日本が猛暑の中、7月末のコペンハーゲンの最高気温が22〜23度という予報を見て喜んでいたが、誤算もあった。思ったより暑かっただけではない。普通のホテルや地下鉄に冷房がついていないことである(部屋に扇風機はあった)。日本では電車に乗ると冷房でホッとしたりするが、ここでは電車から降りると涼しくてホッとした。ビッグマックミールは85DKK。日本円で約2,000円、ビールは水より安い(缶のデポジットが結構高い)。そもそも水が悪かったのがビールづくりに繋がり、公務員は給料の一部をビールで支給されていたこともあるそうだ。

全体像でいうと、アントレプレナーシップ系のセッションの人気はここ数年の傾向だが、今年はこれまで以上にAI系が多い(.comと社名の最後につけると株価が3割上がると言われたことがあるが、セッションの名前AIをいれる傾向がある)。プレゼンターの名前も以前(ロシア系、東欧系の感じが多かった)に比べ短くなった気がする

通常は複数のホテルでセッションが開かれることが多いが、ここでは1つの大きなコンフェレンス会場(イベントスペースは幕張メッセとほぼ同等)に集中。冷房はついているがいつもより開放感があり、そのせいか参加者の服装はいつもよりカジュアルな感じがした。

環境は人々の行動や発言に大きな影響を及ぼす。AIの時代だから、リモートの時代だからこそオフィスのあり方、教室のあり方も根本から見直さなくてはいけないのだろう。そんな事を考えたのは飛行機で読んだ中井久夫氏の著作に「病棟は精神科の唯一最大の治療器具である」とあったからかもしれない(岸谷蘭丸しくじり先生は「努力できないのは環境のせいと思え」と言っていた)。

AOM報告は火曜と金曜に数回する予定です。