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シニアの自分:富良野・ニセコだより(後)

まだまだ雪は降っており名残惜しい中、予定より早く3/4に帰京。

たまたま富良野でリフトに乗り合わせたLouisはシドニー郊外の親牛と子牛がそれぞれ150頭ずついる牧場の経営者。1人で富良野に何週間も滞在している彼は71歳だがスキーは現役バリバリだ。ガイドを雇ってあちこち行ったと言うので、前々から行きたかったバックカントリーコースの1つにも連れて行ってもらった。

シドニーでは朝4時半に起き、40キロ離れた街のジムに行き、帰って仕事をしたあと、また夕方40キロ先のピラテスに行くのが日課だそう。医師から薬を勧められたとき、「アルコールとコーヒーを飲まなければ薬は要らないか?」と聞き直し、それからやめた。「日本の食事はとてもいいが、ファイバーが足りない」という。

私は昨年12月で61歳になった。慶應もあと4年である、なんてことが頭にちらつくようになった。スキーの合間に大谷選手も書いたという「マンダラチャート」を作ってみた。その中心に入れたのは「80歳まで現役」(「現役」が何を意味するのかはいろいろあるにしても)。マイクロソフトのナデラCEOのrelevantに近いかな。

そのためにはもっと人付き合いを良くしないととか、健康に真剣に取り組むとか、新しいチャレンジや課題は山積みだ。60代、70代を自分のベストの時にするためには「今の延長」ではダメだということはわかっているが、決定打はないなあと柄にもなく悩む。

実は富良野スキー場は60歳からシニアディスカウントがきく。ニセコもキロロも私が60歳になった年から65歳に上げた。励まされているわけではないんだろうけど。