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AIとアルゴリズムの先にあるもの:SMSコンフェレンスより

前回のとおり、SMSはライブではあまり参加できなかったので、時間を見つけて少しずつ録画を見ている。「いつでもできる」ことは「先延ばしにできる」の同義語だから無理をしないといけない。

昨年AOMでもそうだったが、近年格段に増えているAIとかアルゴリズムに関する発表は、DXがどうのではなく「どんな時に役に立つか」により注目している。あたりまえだがAIは万能ではないどころか、使い方を誤ればマイナスにすらなる(導入にもコストをかけているはずだから、二重、三重の打撃だ)。

意思決定に関していくつか重要と思ったのは「AIのほうが確度が高くても、自分のルールを変えない人が多い」「AIを頼ることで効率化はできるが、他社と似たり寄ったりになる」という指摘。AIの本当の問題はITではなく人間や組織の問題だということ。「AIは人間の経験を完全に代替することはできない」というのもそう。無理にデジタル化することで、あるいはデジタル化できたデータだけで判断することは、人間の大切な感性をそぎ落とし、ぼんくら化を促進する。

「AIよりいい判断をしようとするな、quirky(変)な人間を目指せ」とはINSEADのPuranam教授。「普通のこと」「横並び」は全部AIがやってくれるから、「おかしい」と言われないとだめだと。これから日本の学校は大変だ。