うかうかしているうちに、世界最大の経営学学会AOMが7/29から始まった。今年もバーチャルだが、81回目ということは、計算すると57回から出ていることになる。年を取るはずだ。
昨日の夜9時のセッションでは初めてバーチャル発表もした。年寄り力で「(共同研究者の)内田君頼むね」と言ったところ、「ちょうど子供を寝かしつけるところで」と返されてしまったからだ。たまには30も下の若手研究者から質問されたりして緊張したりしないと「偉いんだ」とボケたりするからよかったかも。
コロナがらみのテーマはもちろん、今年もAIとかリモートがらみが多い。面白かったのは、AI、(社員の)感情、(社員の)Voiceという、これまで別々で研究されてきたテーマが切っても切れなくなってきたこと。「評価はアルゴリズムにされるより、人間にされた方が納得感が高い」という研究結果はなるほどと思った。不公平とはいいながら、人間の上司のほうが機微が分かってくれると思っているのだ。さらにはVoiceも社内でだけでなく、社外に発することができるのが今。面白いけど大変な時代だなあと、発表を聞きながら改めて思った。
バーチャルの特長は出席できないセッションも後で見られること。当面やることが目白押しなのは、良いような、悪いような。