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実験としての東京オリンピック:Tokyo Olympics as an Experiment

「壮大な実験」と言われた東京オリンピックが終わった。閉会式はちらりと見たが、選手たちがとても楽しそうな顔をしていたこと「だけ」が心に残った。ああ、オリンピックは選手たちのものだったのだと妙に納得した。

閉会式がつまるとかつまらなかったとかはさておき、大枠はまるで変わっておらず、ただ短くしただけ、ただ軽くしただけという印象をもった。閉会式は選手たちだけの交流の場にするとか、スピーチや変な(失礼!)演出はすべてやめるとか、そうした「枠組みを変える」試みは見えなかった。きっと企業のDXもそうなんだろう。

「大過なく終わった」と喜んでいる関係者も多いだろう。ご苦労様でした。ただ、間違えてはいけないが、そもも実験の目的は成功することではない。失敗することではもちろんない。学習することである。いったい今回のオリンピックで私たちは何を学んだんだろうか?

オペレーションレベルは問題ないと思うが、その上、組織委員会、東京都、JOC、日本政府…今後「枠組み」から変えるためにはどうしたらいいかという点を含めて、学びの結果と今後の方針をぜひ共有してほしい。IOCも当然「実験=学び」の検証をするべきだと思うが、あまりに闇が深くてできる気がしない。学ぶ=変わることだとすれば、そもそも学びたくないかもしれない。

いろいろなことがあってブログのテーマが支離滅裂気味ですがどこかで立て直します。そうそう、Youtubeの動画も作らないと。