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森さん、ありがとう(続):What do we really want?

森さんへの感謝は前回で終わりと思っていた。ところが、彼の後任が決まらない。透明性とかガバナンスといった言葉が紙面をにぎわし、果ては幹部が「日本の悪しき部分が出た」と日本のせいにする。

そもそもを言い出したらきりがない。なぜNO2がいないのか?83歳の森さんが倒れたらどうするつもりだったのか?副会長は6人もいるが、彼らの役割は何か?ガバナンスはどうなっていたのか。。。。組織運営の「いろは」なのに。

企業であれば多くの場合社長が後継者を指名して「本命」「ダークホース」といった話題に終始する。それも考えてみればおかしい。今回透明性がやたら重視されるのはその分公共性が高いということかもしれないが、本当にそうだろうか?コロナ禍で久しぶりに「蜜の味」を楽しむ人たちの格好のテーマのように見える。

結局私たちは何を求めているのだろう?能力?イメージ?プロセス?ゴールはっきりしないまま有事に絶対してはいけない減点法の意思決定をしようとしていないか?タイミングがクリティカルなのに。

それにしても、なぜ誰も立候補しないのだろうか?やっぱり森さんはすごいってことかな?