少し前に触れた是枝監督は「何かを変えたいということはすでに自分の中に答えがあるということ」だから広がりがない、したがって「変える前に、自分が変わったか？」を強調する。

彼が大切にしているのは「発見」。驚きや気づきを提供者がまず感じ、それをオーディエンスと共有することでともに成長する。

本や記事では「ぶれない」「信念」といった言葉が飛び交うが、それは成長するなということではない。自分を深掘りして、それを外の光に当てて、痛みも含めて、そして周りと一緒に進化をするということだと思う。「人を動かす」なんて軽々しく言ってはいけない。

リモートで過去最高クラスの応募者に対応したMBA、EMBAの入試、そして学部の入試も一服。４月から入学する皆さんには「学校に来るのは、自分の裸を晒すことで発見するため」と覚悟を持って欲しいと思うのです。もちろん、会社でできればそれに越したことはありませんが。