こんにちは。清水ゼミのちゃおです。
最近のゼミ活動はすっかり、修士論文モードに突入しました。
ゼミ生それぞれが自分のテーマと格闘しながら、PCに向かう日々が続いています。
そしていよいよ、1年次のみなさんにとってはゼミ選択の時期が近づいてきましたね。
そこで今回は、清水ゼミの活動や空気感について、少しご紹介できたらと思います。
清水ゼミでは、特に「問いの立て方(リサーチクエスチョン)」にかなりの時間をかけていると感じます。
毎年恒例の初回ゼミでは、“interestingとは何か”をテーマにした論文の輪読から始まります。
「そもそも、これは何の役に立つのか?」
「自分はなぜ、それを“面白い”と思ったのか?」
そんな根本的な問いに、しっかり向き合っていく時間です。この回が私にとって一番印象的で、研究の枠を超えて、日常の思考のクセそのものを変える体験になりました。
ニュースを読むときや、友人と話すときも、「私はいま、何に驚いているんだろう? なぜだろう?」と自然に問いを立てるようになった気がします。
そして、毎回のゼミの時間の中には“interestingコーナー”というものがあります。各自が最近気になったニュースや話題を持ち寄って、「それのどこがinterestingだと思ったの?」を皆で議論します。
「その情報の何が新しいのか?」「誰にとって面白いのか?」「その裏にある構造は?」――毎週のようにこうしたツッコミを受けているうちに、自分が「なぜ気になったのか」を言語化する力が鍛えられてきた気がします。
これをきっかけに、国内外のメディアをチェックすることが習慣になりました。これまであまり触れてこなかった情報にも積極的に手を伸ばすようになり、日々のインプットの幅もぐっと広がった実感があります。
清水先生のご指導は、単に「修士論文を完成させること」だけが目的ではなく、もっと長いスパンで、自分自身の思考スタイルや情報感度を育てることに重きを置いてくださっているように感じます。
ゼミ選びは、正解がないものですし、悩むことも多いですよね。
私自身、ゼミを選んだときも、テーマとの相性より「この先生のもとで思考を深めたい」という感覚を大切にしました。そして結果的に、その選択は間違っていなかったなと思っています。
清水ゼミは、“正解”を与えてくれる場ではなく、“問い続ける力”を鍛えてくれる場です。
それがしんどいときもあるけれど、後からじわじわ効いてくる学びになると感じています。
迷っている方がいたら、ぜひ在校生に一度相談してみてください!