こんにちは!M46の谷村です。先月8日、ついに修士論文発表会を迎え、無事に発表を終えることができました。
修士論文発表会は、4月から取り組んできた研究の成果を発表する場であり、緊張感とともに、これまでの研究を振り返る貴重な機会となりました。本番では独特の緊張がありましたが、これまで積み重ねてきた研究をしっかり伝えたいという思いで臨みました。質疑応答では、副査の教授や他の学生から自分ではなかなか気づかなかった視点からの指摘を受け、新たな課題や研究の可能性を考える場となりました。
私はファミリービジネスの承継意思決定をテーマに研究を進め、先代からの直接的な要請の有無が後継者の承継意欲や経営満足度に与える影響について検証しました。研究の結果、直接要請がある場合は期待やプレッシャーがポジティブに作用し、後継者の責任感や役割意識を高めるのに対し、直接要請がない場合は、これらが重圧として働き、承継意欲を低下させる可能性が高いことが明らかになりました。また、承継の意思決定時の意欲の高さが、その後の経営満足度にも大きな影響を与えることが示され、事業承継においては、先代と後継者の間で適切なコミュニケーションを取り、期待やプレッシャーを意欲の源泉に変えることが重要であるという結論に至りました。
ゼミ生4人はそれぞれ異なるジャンルのテーマで修士論文を執筆しました。研究分野やアプローチは異なりましたが、互いに議論し合い、フィードバックを重ねることで、それぞれの研究の質を高めることができたと実感しています。テーマ決めの段階から、分析手法の選定、論文作成、発表準備に至るまで、ゼミ生同士で支え合いながら進めることができたからこそ、無事にこの日を迎えることができたのだと思います。
また、研究を進める上で、清水先生と副査の担当教授のご指導があったからこそ、自分の研究を形にすることができました。 研究の方向性に迷った時や、理論の組み立て方で悩んだ際には、的確なアドバイスをいただき、常に前向きに研究を進めることができました。
改めて、素晴らしい環境で学べたこと、同期のゼミ生に恵まれたことに心から感謝しています。
そして、いよいよ今月は北海道ゼミ旅行です!修士論文の発表を終え、一区切りついたこのタイミングで、ゼミの仲間とともにリフレッシュできるのが楽しみです。個人的には北海道も初めて訪れる地でスキーも未経験ですが、せっかくの機会なのでゼミ生と共に新しいことに挑戦し、最高の思い出を作りたいと思います!