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「頭がいい人」って誰? Why do we refer to “smartness” so badly?

最近の本や番組のタイトルを見ると「頭がいい人」みたいなタイトルがやたら目立つ。「頭がいい」というのは、とても曖昧で、学歴、知識量、有名企業(GSとかマッキンゼーとか)、あるいは起業家とか。これが揃うとまたいいらしいが、総じて「勝ち組」のことを言っているらしい(これも曖昧だ)。

一方で、「頭がいい人はこうしている」といいうのは論理矛盾だろう。「こういう事ができるから頭がいいのだ」という話のはず。その辺は良くわからない。

立川談志師匠によると、バカとは「状況判断ができないやつのこと」だそう。なるほど、だから高級官僚は忖度ばかりしているんだ、と思ってはいけない。「空気を読む」ことと「その空気に流される」ことは似ても似つかないことだからである。

「空気を読む」事ができ、さらに「その空気を変える一撃」を(時には失敗しながら)実行できる勇気をもつことこそが、私の中では「頭がいい」の基準です。自分ができているかどうかは別にして。