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「今さら」と「面倒」: The biases that really control our lives.

最近意思決定にかかわるバイアスに関する記事をよく見る。「無意識のバイアス」なんて、そもそも無意識だからバイアスなのだと思ったりする。

バイアスは心理学で過去何十年も研究されてきており経営学よりも歴史ははるかに古い。「確証バイアス」「後知恵バイアス」なんて聞けばなるほどと思うけれど、コントロールすることはとても難しい。行動経済学でノーベル賞ととったカーネマン教授ですら「自分は何十年も研究してきたが、自分の意思決定の能力が上がったかどうかはわからない」と言っているほどである。戦略的に言えば、コントロールできないことを一生懸命覚えても意味はない。

それでは何がコントロールできるか?それが「今さら」と「面倒」ではないかと思う。間違った、と思っても話が進んでいたりすると、たとえ変更可能かも知れなくても「今さら」「面倒」と思って言い出せず、後で後悔したことはないだろうか?ただ、「面倒」と思うということは、どこかで「やらなくてはいけない」と思っているのである。その意味で、「今さら」とか「面倒」とか思ったことをやってみるだけで、いろいろ変わる。

ニセコから今年最後のブログのわりには少々しょぼいと思ったけれど、実はその考え方がいけないのだろう。年初にすごい目標、目に見えるイノベーションを目指しても大体失敗する。複利もそうだが積み上げるパワーは半端ない(と信じて毎日少しずつスキーしてます)。本年も飽きずにブログをお読みくださりありがとうございました。よいお年をお迎えください。