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IGPIのクラスを終えて

今年もEMBA生を中心にしたIGPI(経営共創基盤)の全9回クラスが、35年の付き合い(!)になる田原、冨山両氏の登壇で先週末終了。2年ぶりに会食もしたがとりあえず、クラスで思ったことをいくつか。

「探索と深化の両利きを目指すとすれば、人材採用もそういう視点でしないといけないか?」という質問に対して、冨山氏は「なぜ日本では大卒初任給がすべて同じなのか?」という逆問題。工場で流れ作業をする人材の採用なら分かるが、経営的な能力を求めるのではないのか?単に人事が大変だからではないか?

確かに、言われてみればそうだと思った。アイリスオーヤマのように「能力より人柄」と言うのならともかく、もし能力を重視するというのであれば同じ報酬であるわけはない。確かに、中途採用者のような「実績」はないにしても、「だから同じ」でいいのだろうか?「スタートラインは同じがいい」のかもしれないが、そのあと本当に差がついているのだろうか?いまだに「課長昇進は何年ないとだめ」なんて規定があったりして。

かつては能力主義、最近ではジョブ制が叫ばれながら、結局「自社の求める人材スペック」が分かっていないし、掘り下げられてもいないのではと思う。「いったん上げると下げられない」のは明確な基準がないからだろう。リクルートのように「仕事の報酬は仕事」であり、卒業当然という考え方もある。

それにしても「わかったつもり」のweakly held assumptionは一杯あるなあ。