「日本企業は現場は強いけれど本社は弱い」と言われて久しい。企業に限らず、大震災のときも、そして今回のコロナ対策に関しても多くの方が実感されているのではと思う。

ただ、本社は本社で一生懸命やっているはずだ。だとすれば、どこかで掛け違いがあるのか、それとも本社が実力を見誤っているのか、まだ見えていない課題があるのか、そんな問題意識を長く持った末、この4月からプロジェクトを始め、1年目は経営企画部門の実態解明を進める予定。

掛け違いの部分を深掘りするために、今回は特に多面評価、経営企画部門の部長だけでなく事業部門、そしてトップにも同様の質問に答えていただく設計も含めた。そうした上位職にアクセスの必要があるため、EMBAが今年で7期を迎えるタイミングで始めたが、実はインタビューや内容説明がZoomでできることの恩恵を100％受けられるタイミングでもあった。メールでも経営層にアクセスできるとすんなり決まる事が多い。問題意識をお持ちなのだと思う。

7月～8月に調査実施を目指し、現在参加企業が50社までになった（うち上場企業7割）。株主総会が終わった企業約20社にさらに依頼する予定ではあるが、残念ながら目標の100社は難しそうだ。これは自分が卒業生などにどう見られていたかということの反映でもあると反省する。

もしこのブログを読んで「忘れてた！」「そんなプロジェクトあったの、ぜひ！」と思われた方はまだ遅くありません。KBSとの関係に関わらず、ご連絡よろしくおねがいします！