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DXはきょうせいだ:Knowing doing gap (2)

DX(デジタルトランスフォーメーション)がバズワードになって久しいが、進まないという声もよく聞く。定義はさて置いておいて、なぜだろうと考える。

仕事が標準化されていないからだと思う。DXの元締めであるはずのITシステムですら、カストマイズの度合いが高くて問題が多いことがよく指摘されている。仕事のやり方も各社各様どころか各部各様で、標準化しましょうといっても「無理」「いやだ」「現場を知らない」ということになる。ユニークであることは大事だが、どうでもいいところでユニークさを競って墓穴を掘り続けているように見える。ガラパゴスは携帯だけではなかったのだ。

第2次大戦でアメリカ軍の銃弾の種類は陸、海、空の3種類、日本は無限だったという話がある。今でも、アメリカではウォールマートも他のスーパーもレジ袋は1種類。色とロゴが違うだけで同じものを使っているところが多い。

結局、DXの本質は効率化ではない。長年にわたりついた「悪い癖」を矯正することだ。とすれば、強制しかないのではないのか…というのは前回の情報共有と同じ。それにしても、新規感染者数の集計は保健所から送られてきたファックスを手入力していたというが、ワクチン接種数もあいからわずそうなんだろうか?