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ハラスメント問題の本質:Are negatives more important than positives for leaders?

コロナ対策で陣頭指揮してきたクオモNY知事が辞任を迫られている。失敗したからではない。リーダーシップを絶賛されていた彼が直面するのはセクハラ疑惑である。

本人は否定しているが、ある元女性部下によれば、「 the governor asked her if she had a boyfriend, called her sweetheart, touched her on her lower back at a reception and once kissed her hand when she rose from her desk. 」だそうである (WSJ)。

セクハラの境界の議論は置いておく。重要なのは、仕事ができなくても任期中にリーダーを下ろされることはないのに、少しでもセクハラ、パワハラなど疑惑が出ると仕事ができるリーダーが座を追われる現実だ。舛添さんが小池さんをとことんけなすのはそんな思いがあるからかもしれない。

ハラスメントが悪いことは間違いない。ただ、ハラスメントに気を取られて、リーダー選びが消去法になったり、選ばれたリーダーがびびって決断が鈍ったりしなければいいと思う。

仕事も(接待も)堂々とやる。部下の本音を聞く。やりすぎたら潔く謝り、さっさと直す。体育会出身のおじさんの思いつくのはそんなところ。仕事に厳しくしばしばレンチが飛び猥談も大好きだった故本田宗一郎氏だったら「愛がすべて」なんておっしゃるかもしれない。橋本大臣、堂々といきましょう。