Go toトラベルに始まり、共通クーポン、イートなどマやたら叩かれている。呆れているばかりではいけないと思い、「わかりやすい」の最終回を次回にして一言いたい。
不備がたくさんあるのは間違いない。ウェブにのっているお店に行ってクーポンが使えない経験を私もした。
だが、こうした「緊急対策」に完璧を期待するほうがどうかしている。不備は必ずある。普段は「スピード感」「リスクととれ」とか言っておいて、手のひらを返したように不備をあげつらうのは見識が低いからか、蜜の味だからか。
これは、DXもそうだと思うけど、世の中も組織も試行錯誤でしか変わらない。トップは「失敗するぞ」と宣言し、現場は失敗したら「ごめんなさい、直します」と潔く謝り、我々ももう少し失敗に寛容になれば改革はもっと進む。期待された政治家や経営者、若手をつぶすのは安全な場所からミスをあげつらう正義の味方。失敗に終わったチャレンジをたたえる記事を、スポーツ欄以外でいつになったら見られるんだろう。