ミッションとか理念という言葉は昔から使われてきたが、最近はパーパスというらしい。最近のMcKinsey QuarterlyもDHBRにもよく見る。
一言で言えば、この会社は何のためにあるのか、なぜ存在するのかということだろう。コロナ禍の今こそ、しっかりとパーパスを明確にし共有することが大切だと論者は叫ぶ。
採用の話なら分かる。しかし、今いる社員、大企業であれば何千人、何万人、さらには海外にも多いとすると、志を同じくしていないで入社していたとすれば、いまさら「共有」なんてできるのだろうか。
「パーパスを明確にしたら社員が2割辞めた」なんて話は聞いたことがないけれど、社員や顧客を選ぶことが会社を尖らせるパーパスの本当の価値ではないのだろうか?
パーパスや信念は困難によって試され、磨かれ、共有される。誰かに文句言われたくらいで変えてはだめです。え、じゃあトランプ大統領をどう思うかって?ご想像の通りです。