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ネットと現場:バーチャルAOM2020(2)

Entrepreneurshipのセッションでは、AIはもちろん、自分のやりたいことがある起業家ほど(視野が狭くなり暴走する可能性があるので)パートナーが必要だとか、なるほどと思われる気づきがいくつもあった。

改めて思ったのはネット時代の「現場」の重要性。1つは、ピッチコンテストなどでもよく言われることだが仮のホームページ、あるいは「モック」を、紙か、スポンジか、3Dプリンターかにかかわらず実際に作ってみることで新しい発見があるということ。

最初のアイデアがうまくいかずピボットをするとき、インサイダーのほうが、VCなどのアウトサイダーよりもより新しいチャンスを見つけやすいという発表もあった。実際の顧客の反応に感じた違和感が次につながるということだろう。ネットでは顔は見えないかわりに、顧客の動きは細かくわかる。そこにヒントを見つけられるかどうか。今も昔も、もしかしたらこれがすべてかもしれない。

そう考えてみると、あらためて「プロ経営者」って何だろうと思う。マイナスをゼロにするまではいいが、その次は「現場」感覚の勝負になる。過去の成功体験にこだわり「今の現場」を見ない社内昇格はさらにたちが悪い。

ネット時代の現場感覚のためには、プログラムも学ばないといけないのかも。困った。