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組織文化はリモート時代に生き残れるか?

これは6/5のWSJの記事の見出しである。リモートになって明確な仕事の効率は上がる一方、目に見えない組織文化はどうなってしまうだろう。今はまだオフィスで一緒に働いた経験があるからいい。今後「リモートネイティブ」の社員が増えていったらどうなるか?

対策としてリモートでの「雑談会」「チーム別ゲーム」あるいは「タウンホールミーティング」が開かれている。社員同士のインフォーマルな接点を保ち「一体感」を醸成しようというのである。え、仲良くなることが文化?

原点に戻る。組織文化は見えないが、強烈に感じる時がある。それは、物事がどう決まり、誰が評価され、誰が偉くなる(ならない)かを見た時である。だから、組織文化を本当に共有したければ経営会議を全社員視聴可にしたらいい。もちろん機密事項などは考慮する(本当はたいしてないんだけど)。リモートの本質が場所とキャパシティを問わないことであるとすれば、それを生かさない手はない。経営会議で誰がどういう発言をし、何がどのように決まるかを直に知ることで、その組織の「文化」や「価値観」を社員は実感として感じられるだろう。

とりあえずは、「部長会議」ぐらいからどうでしょうか?え、そこまで社員を信頼できない?信頼のない「文化」って、何ですか?