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雑談の「何」が重要?(続)

組織文化の話は1回先にして、どう考えても気持ち悪いことがある。リモートに絡めて「一体感」「つながり」がやたら出てくることである。さらには「従業員の思い」とくる。

だから気軽に「雑談」しましょう…。ちょっと待ってほしい、これって大学のサークルの話?それとも中学校の「いじめ」問題対策?社員は「雑談」ができるからその会社で働いているわけ?

社員を大切にすることはいい。しかし、まさかそれで経営したつもりになっていないですよね?

コロナが明らかにしたのは、「雑談」の重要性だけではなく、「雑談」のベースにあるべき会社の存在価値、つまり何を達成したいのかという目的の共有の重要性だと思う。「社会貢献」「イノベーション」なんていう意味不明なおためごかしでなく、本当に社長が情熱をもって達成したいことは何なのか?「なぜその会社で働いているの」と聞かれたときに、社員が胸を張ってこたえられるものは何か?辛いときに社員がすがる最後の拠り所といってもいい。それがない企業ほど「雑談」でお茶を濁しているのではないか?

ちなみに、ある調査では社員の58%が何らかの「オフィス ロマンス」を経験しているそうである。リモートの本当の問題はそれ!?