BLOG

雑談の「何」が重要?

在宅勤務が広がり、その効率性が指摘されるとともに「雑談がなくなって、ストレスがたまる」「タバコ部屋のような気楽に話をできる場がない」「これではイノベーションが生まれない」などという声を聞くようになった。そのために毎週Zoomでオンライン雑談会をしている会社もある。

そうだな、と思いながら、ひっかかる。検索してみると、「雑談」がタイトルにある本がたくさんあって驚いた。多くは「雑談は人間関係の大切な潤滑油」といっている。ただ、「初対面」であることを前提にしているので、「会社での雑談」の奥には迫れない。

息抜きであればいろいろな方法がある。わざわざ会社の人(場合によってはイマイチな上司)と話す必要はない。また、「気楽な中でアイデアが見つかる」というインプット重視であれば、テレビでもYoutubeでも、ネタはあちこちに転がっている。中身が薄い番組が多いけれど。

そう考えてみると3つのことが浮かび上がる。1つは、結局「雑談」て無駄がほとんどだということ。ただ、その無駄が癒しやアイデアにつながる場合がある。そして2つ目として、これは広告でもよく言われることだけど、「雑談」は、どの部分が本当の無駄で、どの部分が役に立っているのか事前に判別不可能であること。やってみないとわからない。最後に、やっぱ人間って「帰属欲求」強いんだなってこと。この点は次回。