早いもので2010年に日本に帰国して10年、当時46だった私も56になってしまいました。
帰国直後に地震を経験したり家族のことで奔走したりもしましたが、一方で結構な頻度で飲みに行って翌朝は週4で泳ぐなど、好き勝手なことを随分していました。2015年に救急車で入院、そして2017年にフィレンツェ再発症してからは揚げ物や脂っこいものから一切遠ざかり、アルコールもほぼ飲まずに、3か月ごとに血液検査をする生活でした。家内に迷惑をかけ節制していたにもかかわらず数値がよくならず、手術に踏み切ったのが4か月前のこと。現在は体調もよく、この冬もスキーに行く気満々です。普通の食生活でいいといわれていますが、とんかつはまだ怖い。
ビジョンを描いて逆算という話は私も時々するのですが、こと自分のことに関する限り、本当はマラソンなのかもしれないゲームをペース配分を考えずに走ってきた印象です。走ってみないと見えてこないというのは言い訳ですが、ウソではありません。前職のCDI、テキサスでも、そして今でも、家族はもちろん助けてくれた多くの人々に感謝して、どんなお返しができるだろうかと思います。そして、自分(と家族)の体のことにもっと気を配らなければいけない一方で、体が衰えてきたからこそやりたいことはさっさとやらないといけない、迷っている時間はないと改めて思うのです。
ご存知の方もいると思いますが、ブラッド・ピットは私と全く同じ誕生日です。どこで間違ったんでしょうか?
(2010年10月撮影)