こんにちは!M46の峰吉です。
KBS2年目の1学期も6月末に開講した講義が残っているものの、6月までの3ヶ月間に比べると落ち着いた生活を送ることができるようになりました。清水ゼミの定期的な活動も6月末で一旦の区切りを見せました。
ですが、今年も清水ゼミメンバーは7月2週目に大阪で開催された高等経営学講座の一部に出席しました!
※高等経営学講座は企業の役員向けにKBSが毎年主催している1週間の合宿型の講座で大阪帝国ホテルにて開催されています。
今年はハーバード・ビジネススクールのWilliam R. Kerr教授による講義と講演に出席しました。
Kerr先生の講義・講演会では生成AIなどによる技術の急速な進歩や労働力の減少などの社会情勢の変化に対して、企業や私たちがどのように臨むべきかをユニリーバのケースなどを通じて講義いただきました。
講義・講演会の中では、
◆企業の採用において重要なことは、候補者の今持っているスキルでなく、新しいスキルを身に付けることへ積極的に対応する人材を採用すること
◆スキルの陳腐化も早くなっていることから絶えずリスキリングすることが重要
など多くのことを学ぶことができました。
私が一番心に残ったのは「答えを持つことでなく、適切な質問ができることが重要である」ということです。変化が大きい現代社会では、自分(だけでなくチームであっても)が目指すべきものを持つことが重要であり、それを実現するためには自分一人でなく、周囲と一緒に考えて進むことが大事である。そして、実現の道筋を作っていくうえで、適切な質問ができることが重要になるとのことでした。自分自身を振り返ると、答えを持たなければと焦ることがよくあるので、今回の講座で新たな考え方を学ぶことができました。
大阪滞在期間中には、清水先生が株式会社コーポレイト ディレクション(CDI)に勤務されていた時の同僚の方(重田代表取締役会長CEO、以下「重田会長」とします)が経営されていますエンゼルグループ株式会社様を訪問いたしました。同社は主に一般向けトランプ、花札、及び百人一首などを製造・販売している会社でしたが、重田会長がお父様から事業を承継した後にカジノトランプ市場へ参入しました。現在では、カジノ用トランプの供給に留まらず、AIやRFIDなどを用いてテーブルゲームで不正が行われないようにするスマートテーブルを開発し、アジア・オーストラリアのカジノで高い信頼を獲得しています。
重田会長のお話では「成果を出すための準備の大切さ」が印象的でした。創業時とビジネスモデルが大きく変わるほどに様々な変革を実行してきた同社ですが、実行するうえでは200~300%の準備を行って初めて100%の結果を得ることができると重田会長は仰っていました。
同社訪問の最後にはバカラを通じてスマートテーブルの凄さを体験しました。テーブルのどこに誰がチップを何枚置いたかを瞬時に検知するとともに、偽チップも瞬時に見抜く技術に清水ゼミ一同驚嘆しました。
また、エンゼルグループ株式会社以外にも私の派遣元である森永乳業株式会社の神戸工場にも来ていただきました!(先生は予定があったため、いらっしゃることができなかったのが残念でした・・)
神戸工場ではマウントレーニアなどの飲料やヨーグルト、流動食を製造しており、各ラインを見学しました。1年生の生産の講義で学んだ内容などが実際に行われているかなどを話し合いながら、学生ならではの視点で見学することができました。