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成長の鍵を探るアイリスオーヤマ株式会社への訪問&映画制作の真髄

M46の早水です。修士論文のプロポーザル提出が無事に終わり、ホッと一息ついています。今月のゼミでは、2つのイベントがありましたので、ご紹介致します。

 

アイリスオーヤマ株式会社への訪問&インタビュー

まず一つ目は、例年行っているアイリスオーヤマ株式会社への訪問と、大山晃弘代表取締役へのインタビューです。今回のインタビューでは、グループ売上高1兆円という目標に向けた戦略について語られました。現在、消費者の購買行動が変化し、巣ごもり需要の反動や円安の影響で困難な状況が続いています。それでも、同社はBtoBのロボティクス事業を国内で広め、BtoCでは飲料水やパックご飯に関する事業の国内&海外展開を進めています。特に、ロボティクス事業は成長の鍵と捉え、積極的に取り組んでいるとのことでした。

 

このインタビュー体験を通じて、今後、同社のニュースが出るたびに、記憶が蘇ると思います。このような貴重な体験ができた清水ゼミに入って本当に良かったと感じました。同社が売上高1兆円を達成した暁には、M46の清水ゼミでも祝杯を交えたいと思います。

 

 

山田兼司プロデューサーの講演会

もう一つのイベントは、映画「怪物」と「ゴジラ−1.0」を手掛けた山田兼司プロデューサーの講演会です。講演では、映画制作における「世界観」の構築がいかに重要か、そして「歴史」「現実性」「コンセプト」「普遍性」という4つの原則が映画の魅力を深める要素であると話されました。その時代の社会や政治的な不安、制作者の個人的な体験や社会問題、戦争やPTSDといったテーマを扱うことで、視聴者が自身の経験や感情に照らし合わせて共感できるようになっているとのことです。

 

映画という芸術を通じて、私たちは自己と他者、そして世界との対話を促され、「内なる問いかけ」に向き合います。このプロセスこそが、映画の持つ力の源泉であり、永遠の魅力なのだと感じました。そしてこれは、授業のケーススタディと同じだと感じました。多角的な視点から物事を考えることで、洞察力を得ることができると思います。

 

映画もケーススタディも、私たちに「問い」を投げかけ、考える力を養うツールです。この共通点を理解することで、映画鑑賞も学びの場として新たな価値を見出すことができると思います。次回の映画鑑賞からは、映画の問いかけに耳を傾けてみたいと思います。