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肺炎と機会損失

巷は新型肺炎の話でもちきりです。当面続きそうです。ホテルや観光地など「肺炎のおかげでチャンスを失った」ことは当然あるのですが、「肺炎に気を取られてチャンスを失った」ことは見えません。たとえば、毎日全ての局が同じ内容を競うように多くの時間をとる必要があるのでしょうか?他にもっと大事なニュース、問題提起があるのではと思うのです。

そして、ついつい見てしまう私たちも失っているものはないでしょうか?「濃厚接触」なんて今年の流行語大賞に早くもノミネートかと思いますが、そうでない家族はどうなのかとか。スマホもそうですが、「目先のこと」に時間を取られるから本当にやらなくてはならないことが見えない、だから目先のことに気を取られる…自宅勤務や待機になったらちょっと立ち止まって錆びたのこぎりを研いだらどうでしょう?

以前お伝えしましたが、『機会損失』の台湾版がやっと出ました。正しく訳されているか全くわからないのですが、出版社が翻訳しようと思った価値が台湾の読者にも伝わるといいと思います。日本の読者はもちろんですが。