みなさん、こんにちは。
アメリカの留学先から帰国し、修論発表、提出の怒涛の日々を過ごして参りました。
ようやく落ち着いた今、留学を振り返ってみたいと思います。
(交換留学先)
Kellogg School of Management in America
(交換留学期間)
From July to December in 2016
(この学校を選んだ理由)
1. 機会:アメリカのトップ5と言われるビジネススクールのプログラムに参加できるという恵まれた環境に惹かれたため。通常であれば、厳しいセレクションと何倍もの費用を支払話なければ参加できない機会を得られることは有益と考えました。
2. 期間:できるだけ長い期間を考えていたため。Kelloggだと、①「KWEST」と呼ばれる正規進入生向けのネットワーキング旅行に8月中旬に参加できること、②「CIM」と呼ばれる正規進入生向けのオリエンテーションウィークに8月下旬に参加できることから選びました。さらに幸運にもサマープログラムにも参加できることでき7月下旬から参加できることとなりました。
3. 環境:安全で生活しやすい場所であるため。KelloggがあるEvanstonという街は、Chicagoから車で30分ほどのところにある小さくても安全で必要なものはおおよそ徒歩圏内で手に入る便利な町です。治安も良く、もともと、小さな子供(5歳と2歳)を連れて行く想定だったため、治安の良さはFirst Priorityでした。
(学校生活を経ての感想)
素晴らしいの一言です。授業のコンテンツも教授陣も、学生もレベルが高く、とても面白い貴重な経験をする事ができました。特に、授業ごとの目的・学びのメッセージがクリアで、関連する人たちがエネルギーを持って関わっているところは感銘を受けました。
また、自身を知ることの重要性、具体的には、「自分は何の価値を大事にしていて、どこに向かおうとしているのか、そして今どこにいて、これから何をすべきなのか」を突き詰めて考えさせられることの大事さを再認識させてもらえました。そのような機会を多数いただけたように思います。
印象的だったのは、LeadershipのクラスでStory tellingについて議論する会です。Story tellingはリーダが説得力を持って人の心を動かすためには欠かせないテクニックと位置付けられていて、そのワークショップを受けることができました。そこでは、自分はどういった人間なのか、自分はどこからきた=何によって形作られたのかを考えさせられ、表現するという、強烈な過去の振り返りをしました。そのおかげもあって、自分が何をしていきたいか、より鮮明になっていったように思います。
一方で、Native同士の会話の速さや馴染みのない表現、知らないトピックなどで苦労することはもちろんありましたし、チャレンジングで困難な場面は多数ありました。アメリカ人がマジョリティの中でマイノリティとして参画することは、それなりの覚悟は必要と考えますが、私自身は友人に恵まれ、苦難を超えてとても充実した時間が過ごせました。やはり日常から少し離れてくることで新しく見えてくることがあり、この体験は確実に自分の人生に大きな意味をもたらしたと考えています。